タウンぶらぶら歩き

 名古屋、一宮を中心に、子供たちの野外教育プログラムを企画・運営する「アズワン」は、金森和広さん(S27)が理事長を務めるNPO(特定非営利活動法人)団体です。小学1〜6年生を対象に、「精神の自立」・「自然への目覚め」・「環境への配慮」を目的とした春&夏キャンプ、冬&春休みスキー教室、農家ホームステイなどの児童教育野外活動を、年間を通して行っています。




金森和広さん(S27)
愛知県キャンプ協会団体会員
特定非営利活動法人「アズワン」理事長

葵事務所にて
〒461-0004名古屋市東区葵1−7−1
タジマビル601号

   
 ”アズワン ドリーム メッセンジャー”として、子供たちの成長を育む「プログラム」を実践する一方で、子供たちを引率し指導するための「カウンセラー」も育成します。

 雪どけの山野に春の兆しを見つけたり、鹿やサルとの出会いがあったり、自然に触れ合うことのできる「キャンプ教室」。サッカークラブを誘致して行う交流試合「サッカースクール」。年々、減少するスキー場やスキー人口の歯止めにも貢献しているという「スキー教室」・・・・携帯電話や電子ゲームを持ち込ませない自然の中での生活体験は、子供ばかりか、親世代の成長にも繋がっているようです。

 最近では、子供のみならず、「カウンセラー」として子供の面倒をみる立場の若者も、当たり前のことがわからない時代になったと金森さんは憂慮します。安全と危険・許可と禁止・・・ボーダーラインの線引きができなくなっている感性と時代を反映するかのように、カウンセラー教則本には、注意項目が何ページにもわたって列挙されています。

 責任問題の追及や転嫁の多い世相の中、子供たちを預かる団体の運営は、さぞや、ご苦労も多いはずですが、スキー部員として名を馳せた名城大学・薬学部時代。学生時代から関わっておられた中京TV主催の「スクスクスクール」。金森さんの子供に対する愛情と自然への憧憬は、正真正銘の筋金入りです。




「アズワン ワンダースクール」は、「山や海や雪と仲良くすると楽しくなる。友だちを大切にするとうれしくなる。そして自分のことをもっと好きになれるスクールです」 「牧場キャンプ」「ふるさと体験」「バンガローキャンプ」「農家ホームステイ」などなど、すべての「アズワン・プログラム」が、愛知・名古屋「COP10」を応援しています。
 キャンプやスキー教室を主催するには、「環境への配慮」や「自然の保全」が不可欠です。薬学がご専門の本業では、一般廃棄物収集運搬、浄化槽保守点検を扱う「株式会社カナックス」の代表取締役。一宮(旧 尾西市)市役所のゴミ・し尿の収集、放流水の水質検査など、プラントのメンテナンスのプロ。まさに、” 地球に優しい”環境作りを実践する金森さんが主宰する野外活動は、自然との共生をめざすものです。

 起こりうる危険を回避できる緻密なプログラム作りと、緊急時にも対応できる人材の育成、そして、現地の環境維持や自然への配慮と、「アズワン」が市町村に密着した活動によって行政からの信頼を得ていることは、名古屋市、一宮市の公立小学校のすべてに、「アズワン」企画プログラムが配布されていることからも、うかがい知ることができます。活動のすべては、愛知県、岐阜県、名古屋市、一宮市、郡上市、伊那市などの教育委員会の後援です。

 「カナックス」と「アズワン」・・・”地球に優しい”多忙な仕事と活動の合間に、金森さんが訪れるのは、世界中の教会、寺院、国内の神社。「神業(しんぎょう)」と呼ばれる”心の旅”は、宗教を超越して、ヨーロッパ各国のキリスト教、インドのヒンズー教、イスラム圏の回教、中国・日本の仏教・・・どんな教会、寺院、神社でも、神道の祈りの方法で巡礼します。昭和天皇に神学を教えたことでも知られる三上照夫氏(故人)が創設し、武島政勝氏が現在の祭司を務める「日本松栢会(しょうはくかい)」に席をおく金森さんの信念は、「世界を平和に・・・」。その祖先崇拝の祈りの中で、神との対話をしながら、経験に培われた倫理や礼儀を重んじる日本古来の神道にも通じる理念は、「人間はどこから来て、何のために生まれて、どこへ行くのか?」・・・・因果応報の因縁を果たすための現世で、良い因縁やご縁に恵まれながら、進んでいく日々だそうです。




ポルトガル神業にて。
「神業」とは、祭司と共に参る旅のこと。

ポルトガルのファティマ。
聖母マリアの奇跡が起こった聖地。
当時はオリーブの木だけが点在するだけの荒地だったが今は厳粛な教会が建つ。





インド ブッダガヤ 大善寺
この地はブッダが悟りを開いたとされる仏教随一の聖地。大善寺の西側に石の台座、金剛宝座があり、これに釈迦が座ったとの言い伝えがある。

インド・ヒンズー教の尼寺にて。祭壇にはガネーシャの神が祭られている。右隅はスーツ姿の金森さん。
 毎月の「月例祭」勉強会、年に数回の「神業」巡礼の旅、極めて信心深い金森さんの宗教観は、意外にも、「南山での教えと、共通するもの」です。団体名の「アズワン」は、”As One”・・・民族や宗教、国籍を超えて「ひとりの人として」共通の価値を追求する姿勢から名づけられました。南山での教え「人間の尊厳」にも繋がる精神です。「神のご加護で、すべてがうまく行きます」と、自信の笑顔を見せてくださいました。

 大雨になったこの日の取材、度々、着信音を変えて鳴り続ける携帯電話、送信元を確認してオフにする金森さん、一度だけ、「失礼!」と断って電話口に出られたのは、試験が終わったお嬢さんからの”お迎えコール”でした。地球に、世界に、そして家族に・・・すべてに平和をもたらす金森和広さんでした。

(文:塩野崎 写真:吉田)
現在、申し込み受付中のプログラムはこちら・・・



ワンダースキー3泊4日(初級〜上級者) 岐阜県ほおのき平 ‘08年12月27日〜30日
クリスマスエンジョイスキー2泊3日(初級〜中級) ほおのき平12月24日〜26日
クリスマスキャンプ2泊3日
伊勢志摩12月23日〜25日
アズワンツアーデスク
Tel 052−931−7373
受付時間 平日10時〜17時(土日祝日は休業)
金森 和広 Profile

S54年 名城大学 薬学部卒業

株式会社カナックス 代表取締役

NPO法人 アズワン 理事長
薬剤師
尾西厄年申酉会 会長
1993年度社団法人尾西青年会議所 理事長


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