タウンぶらぶら歩き

 かつて当サイトでも「スイーツ・マジック」「千種グリル」などを紹介させていただいた柳橋総合開発が、去る11月17日に新業態のお店「イタリアンバール・パルケッジョ」をオープンさせたと聞き、早速訪問した。


 場所はなんと、柳橋市場/マル中食品センター2階駐車場内。「パルケッジョ」もイタリア語の「parcheggio(駐車場)」に由来するという。最近あちらこちらで駐車場の空きスペースが目だつが、そうした場所を有効活用していくビジネスモデルを立ち上げようと、その第1号店として誕生したのだそう。


 エレベータで2階に上がり、いかにも昭和といった古い駐車場のたたずまいの中に、1か所だけ暖色系の照明にほんのりと灯された場所が目に飛び込んでくる。「まさかこんな場所に?」といった驚きは、隠れ家的なお店が愛されるための要素の一つなのかもしれない。柳橋市場の階上という立地からも、新鮮な魚介類のメニューに否応なしに期待が膨らむ。
 
1513607242546 (1).jpg

 お店に入ると店長の辛嶋秀俊さんが迎えてくれた。東京やイタリアのペルージャでも腕を振るったことのある若手のシェフだ。
写真 (1).JPG
 
 「このお店のオープンには、インターンシップ学生さんたちのアイデアもたくさん取り入れているんですよ」
会社として受け入れたインターンシップ学生とともに様々な企画を練っていったほか、学生たちには自身のアイデアの検証を兼ねてオープン後も実際にお店に入って運営に参加してもらったのだそう。オープンの告知も、学生のアイデアでインスタグラムやツイッターなどのSNSを主体とし、とりたてて宣伝広報などはほとんど実施しなかったという。結果、感度の高い女性客を中心に話題が少しずつ拡散しリピーターが増え、最近では地元の雑誌社などの取材紹介も徐々に増えてきたのだそうだ。「知る人ぞ知る隠れ家」ブランドが、オープン二か月にして作られつつある。
 
1513607237015.jpg
1513607234411.jpg
 お店のコンセプトを聞いてみた。
「五感で楽しむ料理のご提供を目指しています。見て、触って、香りを味わって・・・そして、驚きを楽しんでいただくことも大切にしています」
そうして出された最初の一品がこれ。"パルケッジョ・ストーン"。見ると、まさに「石」そのものだ。腰を抜かしそうになる。
 
1513607239847 (2).jpg

 「大丈夫、食べられますよ(笑)」と勧められて齧ってみると、中身は想定外の、あの身近な食材。ほっこりしていておいしい。ここでの種明かしは控えるが、こうした意表を突かれた演出や、いかにもインスタ映えしそうな美しいビジュアルは、SNS全盛の時代にとても共感を得やすいのかも。続けて、店長おすすめをいただこう。人気のパスタは?

 「ペスカトーレはいかがですか。当店では6種類の貝を使ってるんです」。
聞けば、その日の旬の貝を仕入れ、6種類それぞれ旨味を引き出しながら提供しているという。さすが、柳橋市場ブランド。新鮮で濃厚な貝の出汁が個性となって、特製のソースとうまく絡み合いながらまとまっている。旨い!季節ごとに、旬の味わいを変化として楽しめるのも、リピート客を喜ばせる要素であろう。
 
1513607265094.jpg
 「ピッツァもよろしければ、どうぞ」
出てきたのは"無添加厚削りカツオ節とルッコラのピッツァ"。230年あまり続く老舗店から取り寄せた木枯れ節が、その場で惜しげもなく削られ、舞い踊っている。チーズとの相性も秀逸。ドリンクメニューにあったバーボンソーダなどと合わせると、スモーキーな風味がとてもマッチしそうだ。


 店内を見渡すと、ランチメニューもあった。ソースの選べる牛肉100%のハンバーグランチが1200円(税込)。パスタランチは2種類から選べて980円(税込)。プチ前菜・サラダ・ごはんとソフトドリンクの飲み放題がつき、さらに食事後はドリンクのテイクアウトもついてこの値段は超お値打ちだ。人気のスイーツ・マジックも、ランチタイム限定で特別価格で楽しめる。

 まずはランチで訪問し、二度目の訪問は気の合う仲間とゆっくりディナー。そんな楽しみ方もおすすめだ。



商品画像提供:株式会社柳橋総合開発
取材:加藤順平
※文章内のメニュー内容や価格は2018年1月時点のものです。


ページトップへ
バックナンバー



ページトップへ