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★01. コラム by 後藤 繁榮
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「話し上手の極意」

 私は、現在NHK日本語センターに所属しています。NHKのアナウンサーが長年
培ってきたコミュニケーションのノウハウを社会還元しようという目的の
セクションです。「きょうの料理」「地球ラジオ」など番組の仕事をしながら、
話しことばの講師をしています。受講生のみなさんからよく訊かれることがあり
ます。「上手な話し方の極意は何ですか?」。
 私は、迷わず「それは、きき上手を目指すことです」と答えます。人に「きく」
こと、つまりインタビューは、放送の仕事になくてはならないものです。放送は、
話すことによって情報を伝えること以前に、先ず情報を取材するという仕事から
始まります。番組の中身がなければ番組は成立しないからです。
 ふだんの会話でも同じです。相手の話に対して「きき上手」になると、相手の
価値観や人生観、考え方が見えてきます。そうすると、相手にどう話しかければ
気持ちよく答えてくれるかが、だんだん分かってくるものです。会話がことばの
キャッチボールだとしたら、相手が捕りやすいボールを投げるのが一番。そう
なったらしめたもの、あなたは間違いなく「話し上手」になっています。「きく」
ことは、話し上手への特効薬といえます。
 その「きく」ということばには三つの漢字がありますね。「聞く」「聴く」
「訊く」。
 「聞く」は、音を音として物理的に受けとめる受動的な意味です。それに対して
「聴く」は、音楽を聴くというように能動的な意味があります。耳偏に十四の心と
読めますね。これは、十四あるほどの広い心で相手の話をきこうという姿勢を表し
ているのだと考えてみてください。自分の一つだけの心、つまり自分の価値観だけ
できこうとすると、どうしても相手の話で理解できないようなこともある、でも、
十四ほどの広い心で耳をすますと、そうか、そういう考え方もあるんだなあと、
相手の気持が分かってきます。たとえ自分と考え方は違っていても、相手を理解
しようとする気持が生まれてくるのです。ひたすら相手の話に耳を澄ます、耳偏に
十四の心と書く「聴く」は、よりよいコミュニケーションを実現する強力なツール
だと思います。
 それに「訊く」を加えてください。言偏ですから、耳を使うのではなく、口で
たずねる、口できくんですね。「聴く」で、相手の話に耳を傾ける。相手の話を
積極的に「聴く」ことによって、相手の考えや気持ちが見えてきます。それでも、
相手の考えていることが100%理解出来るわけではありません。相手の話でよく
理解できなかったこと、さらに聴きたい事柄を訊ねるのです。耳で聴いて、口で
訊く、その繰り返しで会話がはずみ、お互いの情報が交換されていきます。
 私が番組で出演者にインタビューする時の基本もこの「聴いて訊く」です。放送
時間には限りがありますから、あらかじめ耳偏の「聴く」で取材をしておくわけ
ですね。そうすると、その人物の人生の転機などでその時どんな気持だったん
だろうとか、どういう思いで決断をしたのだろう、という疑問や知りたいことが
浮かんできます。聴きたいことを整理して、言偏の訊くでインタビューしていき
ます。
 日本語の構造は一つの文章で見てみると、最後に結論がくる場合が多いですね。
「わたしは、そう思います」「わたしは、そう思いません」。最後まで聞かない
と、正しく意味を把握できない場合があるのです。相手が話を言い切るまで待ち
ましょう。途中でさえぎると、なんだ、自分の話を聴きたくないんだな、理解
しようとしてないんだな、と思われてしまいます。話の腰を折られた、と思われ
たら心をかよわす会話はそこで終りになってしまいます。
 耳で「聴」いて口で「訊」く「きき上手」の姿勢は、話し上手になるだけで
なく、人間関係をより豊かなものにしてくれることでしょう。


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★02. タウンぶらぶら歩き
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 今回のタウンぶらぶら歩きは、おそうじまま様へお邪魔しました。
プレゼントもあります。

レポートはこちら。↓
http://www.nanzan-tokiwakai.com/data/shoprep/osojimama/

南山タウン内アドレスはこちら↓
http://www.nanzan-tokiwakai.com/data/shop/shopG_019002.html



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★03. 短信
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(1) 同窓生の新刊紹介
   (1)林 英司  (K03)
      「5RKO 青春は痛い」  産心社
   (2)原田 昭子(G08)共著 近藤美樹、鈴木生
      「WINDOWS 健康情報処理入門」 春風社

 詳細は公式HPへ↓
http://www.gate.nanzan.ac.jp/TOKIWAKAI/data/info02_frame.html


(2) 女子部新校舎建設工事の進捗状況
 皆様のご協力をいただき、女子部新校舎建設は着々と進んでいます。
進捗状況はこちら。↓
http://www.gate.nanzan.ac.jp/TOKIWAKAI/data/joshibu_history.html


(3) 母校支援チャリティー販売
 女子部旧校舎取り壊しの思い出に、十字架のかけら、壁画のかけらを
販売いたします。いずれも個数限定。
詳しくはこちら。↓
http://www.gate.nanzan.ac.jp/TOKIWAKAI/data/info_top.html#torikowasi


(4) 常盤会事務局冬季休暇のお知らせ(学園休暇に準じ下記のように事務局の
   休暇と致します。)
    12/23 祝日
    12/24.25 クリスマス休暇
    12/29〜1/9 冬季休暇


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(後記)

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