2018年12月27日
10月30日に国際校・小島講堂で行われた「総合学習・後藤文雄神父さまご講演」に、国際校の生徒さんたちから212点の感想文が寄せられました。
南山中高の恩師で、現在、吉祥寺教会で司祭を務める後藤神父さまは、内戦で教育の機会を奪われたカンボジア難民を引き取って育て、「教育は平和」と、89歳の今も、年に2回、カンボジアに渡り、現地の学校作りを続けておられます。この「総合学習」には、神父さまに育てられた15人の里子のうちのお二人も来校され、平和の尊さや教育を受けられる日本の幸せについてお話くださいました。
中2から高3までの国際校の在校生276名が、平和・戦争・人間の尊厳について学び、想い想いに感想文を綴りました。 後藤神父さまとの出会いによって、カンボジアでの辛い体験を乗り越えて、現在、祖国の復興と教育のために活動中の里子のお二人に対しても、南国生らしい「共生」の精神で、敬意と共感を寄せています。
この感想文212点は、来校の御礼として、国際校より後藤文雄神父さまに贈られ、後藤神父さまからも「立派な感想文です。ありがとうございました」とのメッセージをいただきました。 *後藤神父さまの活動を取り上げたドキュメンタリー映画『father』(新日本映画社配給 公益社団法人日本ユネスコ協会連盟後援 文部科学省選定)は2018年に全国で上映されました。