『英語教育のためにー中村敬を継ぐ』(峯村 勝著)が 言語教育研究所から発行されました。 – 南山常盤会
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恩師の近況

2020年5月29日

『英語教育のためにー中村敬を継ぐ』(峯村 勝著)が 言語教育研究所から発行されました。

中村敬先生の英語教育理念について 三省堂の元編集長で本書執筆者の峯村氏は、次のように記述しています。以下、本書より抜粋)
 
「英語・英語教育に関する中村敬の理論・思想・実践に触発・啓発された研究者や教師、教え子は少なくない。中村敬の理論・思想の形成過程や実践活動は中村敬自身の教師・学者としての人生そのものであるが、それは英語・英語教育の本質を探求する活動であり、それはまた とりもなおさず言語と教育の普遍性、人間の本質の探求に他ならない。
 
中村敬の英語論、英語教育論の核心は①ことばの思想性 ②ことばの社会性 ③ことばの文化性といった ことばの本質にたいする思想が中村敬の理論と思想、実践の全体に通底していることである。
 

本書目次
 
Ⅰ部〈インタビュー〉
中村敬(英語教師・英語社会学者・英語教育学者)に聞く(聞き手 峯村勝)
 
Ⅱ部〈評論〉
中村敬の仕事ー人間・ことば・英語教育
 
はじめに 英語教育史に記録されるべき傑物: 中村敬
(1)中村敬の教師像
(2)中村敬と英語論
(3)中村敬と文化論
(4)中村敬と英語教育論
(5)中村敬と英語教科書①
(6)中村敬と英語教科書②
あとがき 継承すべき歴史的価値:岡倉由三郎と中村敬
 
峰村 勝 プロフィール
1937年 朝鮮生まれ
1962年 東京教育大学文学部英米文学・英語学科卒業
同年4月 三省堂入社
最初の2年は英和辞典の編集。後の約37年は英語教科書の編集を担当。その間に、中学校英語教科書編集長、教科書出版部次長、中学校英語教科書編集委員会常任幹事。2001年定年退職。
 
著書に『英語教育の基本問題』(言語教育研究所 2002年)
『幻の英語教育』(共著、三元社 2004年)
『「英語教育神話」の解体』(共著、三元社 2014年)
 
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中村敬先生より常盤会に本誌のご寄贈がございました。
閲覧ご希望の方は、6月1日以降、常盤会事務局へ電話・Eメール・FAXにてお問い合わせください。
 
目下、非売品ですが、秋には発売の予定です。

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