国際校 奥村明弘先生「卒業生による最初で最後の文化祭」 – 南山常盤会
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恩師の近況

2022年10月26日

国際校 奥村明弘先生「卒業生による最初で最後の文化祭」

2022年10月9日は生涯忘れることのない一日となりました。
南山国際校にて「卒業生による最初で最後の文化祭」(卒祭)を催したのです。
今年度をもって閉校となるこの学校。多くの卒業生たちのためにできることがないかと心の中で悶々としていたところ、武田佳久先生(K09/2001年度卒)から、卒業生の文化祭をやったらどうだろうかと相談があり即決。そこで、国際校の閉校が発表されて以来、多くの卒業生たちとのネットワークを構築し、常に学校のために、在校生のためにお手伝いできることはないかと多方面で活動していただいている「つないでいこう南国」の代表・林(磯村)裕久君(I09/1992年度卒)へ電話連絡しました。
彼にもすぐに快諾していただき、動き出したのが2021年11月。
 実行委員会のメンバーは卒業生5名と教員3名の8名でスタート。コロナ禍のなか打合せはリモートが中心。皆さん仕事を終えてから毎回夜9時から11時過ぎまでリモートで熱い議論を繰り広げてきました。その数全13回。
より多くの卒業生にこの卒祭を知ってもらい来校してもらうための企画を練り、また出演者の募集も募りました。情報発信はSNSです。フェイスブック・インスタグラム・ツイッター等を駆使し多くの情報を常に発信し続けました。企画は、講堂のステージ発表の他、カフェテリア復活メニュー・ご退職された先生方による懐かしの授業・国際部時代の展示など。また常盤会からも南国グッズの記念販売にご協力いただきました。
なかでも時間をかけて準備し進めてきた企画は「桜満開プロジェクト」です。卒業生だけでなく南山国際校・国際部に従事されてこられた教職員の方々にも桜の花びら形の布にメッセージを書いてもらい、大きな木の幹が描かれている布に一枚一枚貼り付けてもらう。その花びらが巨大な桜満開の樹となっていく。まさに南国愛に満ち溢れた大きな桜の樹となりました。
開催日前日にも多くの卒業生たちが準備の手伝いに駆けつけてくれました。そして当日、朝早くから多くの卒業生やご退職された教職員の方々が来校され、みなさんお互いを懐かしがり和やかな空間がそこにはありました。カフェテリアの復活メニューも全800食分用意しましたが、あっという間に完売。大盛況でした。オープニングもエンディングも講堂に入りきれないほどの人数で、なんと1650人を超える方々が来校されました。
私自身、たくさんの卒業生に当時と変わらない輝いた瞳で声をかけてもらい、エネルギーと感動をいっぱいいただきました。
みなさん自分の学校に誇りを持ち、卒業してからも母校愛・南国愛がさらに大きく深いものになっていく。そんな唯一無二の学校なのだとあらためて実感しました。
開催後も、「参加してよかった。南国が自分の中で大切な場所だと再認識できた。元気をもらえた。今の自分は南国があったからだ。」などなど多くの感想が届けられています。
最後になりますが、この企画「卒業生による最初で最後の文化祭」を成功に導いてくださった多くの関係者のみなさま、多くの卒業生たち、本当にありがとうございました。
ここで出会ったすべての卒業生が私の宝となっています。みなさん、ありがとうございました。
 



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