vol. 69 渡辺 くみ(女子部旧職員)「南山(女子部)卒業生の皆さまへ」 – Nanzan Tokiwakai Web
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2012年4月25日

vol. 69 渡辺 くみ(女子部旧職員)「南山(女子部)卒業生の皆さまへ」

            2012年3月24日

  If winter comes, can spring be far behind ?

 色々と厳しいことの多い日々。でも、間違いなく、陽光に春の訪れを感じると思っ
たら、もう、庭の梅は満開、早咲きの桜のたよりも聞こえてきます。

 すっかり、ご無沙汰していますが、南山卒業生の皆さま、いかがお過ごしでしょう
か。お一人お一人が、それぞれの生活の中で、前向きに、心豊かに、日々を過ごして
いられるようにと念じています。

 南山の充実、発展の様子を見聞きする度に、卒業生の皆さまとの日々が、その礎石
になっていると、心密かに喜んでいます。何よりも喜ばしいことは、卒業生の多くの
方々が、ご自身のお子さまを南山に入学させようとしてくださること。そして、学校
のため、卒業生の会のために貴重な活動を続けていてくださること。本当にありがた
いことです。建学の心を引き継ぎ、更に発展させて、新しい時代をリードする南山の
姿に、さすが南山と嬉しく見守っています。

 さて、私事ですが、非常勤の2年も含めて40年以上もの長い間、女子部で英語を教
えました。今、75歳。元気で過ごしています。辺境への旅が何よりの楽しみで、先月
は、南米に出かけました。パタゴニア大氷河を歩き、雨季のウユニ塩湖(ボリビア)
をめぐりました。今月は、明日(注*2012年3月25日)から、4人の仲間と、スペイン
のサンティアゴ巡礼路を旅します。昨年は、チベットのカイラス山巡礼もしました。
美しくも、この上なく厳しい自然の中、深い信仰心をもって力強く生きる人々の姿に
心うたれました。

 私の旅は、好奇心と自己満足の旅ですが、全く想像もできないような生き方、考え
方の人々に出会ったり、これまでの認識不足に衝撃をうけたりするにつけ、こういう
旅のとりこになってしまいました。また、こういう旅のための体力維持にと始めたジ
ム通いも、それなりに楽しんでいます。(ジムでは、思いがけず、南山関係の方々に
何人かお会いできたのも、大変うれしいことです)。

 新しい年度の始まりです。先行きの見通しが難しいこの頃ですが、願わくば、穏や
かに過ごすことができますように。皆さまお一人お一人とご家族の皆さまのご健康と
心豊かな日々をお祈りしております。

                             渡辺 くみ

プロフィール
 40年間、女子部で英語を教える
 現在は、辺境への旅を続ける

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