2005/8 きよめ餅総本家 – Nanzan Tokiwakai Web
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南山タウンに広告掲載されているお店や会社の訪問記

2005年8月24日

2005/8 きよめ餅総本家

取材当日の朝、深い緑に囲まれた神域、熱田神宮の前にやってきました。「きよめ餅総本家」は、熱田神宮の門前に情緒あふれる古風なお店を構えられていま す。お店は8時30分からオープンしており、きよめ餅の朝は早い。「きよめ餅総本家」の4代目社長である新谷武彦さん(S18)に笑顔で出迎えられまし た。

ところで「きよめ餅」とは餅粉と白玉粉を練り混ぜた求肥で北海道産のこし餡を包んだもので、その独特な小判型の形は、縁起の良い鶴の体をイメージして作 られたのだそうです。早速、「きよめ餅」を試食させていただきました。餡は甘すぎず上品な味です。そして何よりもっちりフワフワの求肥が餡にすごく合うの です。それほど大きくないのですが、一つでもとても満足感があります。紅白のきよめ餅や、栗入りのきよめ餅も有り、お祝いや贈答品にもぴったりですね。

「きよめ餅」に並び有名な「藤団子」は、店頭では毎月15日のみの販売。予約は一週間前まで受け付けています。材料は寒梅粉(原料もち米)・砂糖で、 緑・黄・紅・白・紫の5色の団子を環にして乾燥させ、麻でくくってあります。ほのかな甘さで人気があり、厄よけにかざることもあるのだとか。また、熱田神 宮の献茶会に使われる和菓子も、細かい注文を受けて「きよめ餅総本家」で作っているのだそうです。

今回は特別に季節限定の葛餅(くずもち)を作る過程を取材させていただけることに。作ってくださるのは、長年総本家で和菓子を作り続けている工場長の犬飼好稔さん。「きよめ餅総本家」の第一人者でもあります。

まず葛の中でも上質な吉野葛を水に溶かし、手でよくこねます。砂糖とまぜあわせ、葛特有のねばりがでてくるまで10分程炊いた後、冷えて固まらないようストーブの上に乗せておきます。

葛はしゃもじの上で丸めて大きさを決めます。葛が冷えて固まらないうちに備中の国でとれた白餡をつつみ、茶巾にしぼっていくその確かな手つきは、長年つちかわれた勘がにじみ出ていました。

あまりに手早い作業のため、少し手をとめてもらったら結構手が熱かったのだそうです。撮影のためにごめんなさい!

その後、蒸篭(せいろ)に入れ、蒸してできあがり。同じ葛餅でも型に入れて形を作ったものなど、いろんなバリエーションがありました。春から秋にかけて葛餅は人気があり、良く売れるそうですが種類は工夫をして毎年違うのだとか。

最近のお客様は、葛餅は甘さが控えめで餡が少な目、葛が多めのやわらかな食感を好まれるのだそうです。しかし注文通りに餡を少な目にすると形がくずれや すく、和菓子には見た目の美しさも要求されます。和菓子づくりには職人ならではの苦労と工夫があるのだなと感じさせられました。

最後に、案内していただいた新谷さんに「きよめ餅総本家」の歴史と思い出を語っていただきました。

謡いや絵画、茶道に通じ、文化人であった父に影響を受けた新谷さんは、幼い頃からやはり茶道や和菓子と親しんで育ったそうです。し かし中学・高校時代の6年間は和菓子のイメージからは遠く離れた柔道部に所属しておられたとか。その時鍛えられたものなのでしょうか、ハキハキした言葉遣 いと人当たりの良い話し方、礼儀正しさが印象的でした。「きよめ餅総本家」は戦後の混乱期に「きよめパン」というパンを作っていたり、現在は熱田神宮で行 われる結婚式などのために洋菓子も作られているそうです。新谷さんのお話を伺うと、お客様の声に応えよう、求められるものを作っていこうという「きよめ餅 総本家」の変わらぬ努力と誠意が伝わってきました。

きよめ餅さんより、読者の皆様にすてきなプレゼントをご用意していただきました。ありがとうございます。

10個入りきよめ餅を10名様にプレゼント!
ぜひ常盤会事務局までメールでご応募ください。
応募者多数の場合は抽選にて、
当選発表は発送をもってかえさせていただきます。
【締切】8月21日(日)
【申込方法】
「きよめ餅希望」と入力ください。
「メルマガの感想」もお聞かせくだされば幸いです。
※お名前、送り先も忘れないようにお願いします。

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