2008/10 興和錻力印刷 – Nanzan Tokiwakai Web
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南山タウンに広告掲載されているお店や会社の訪問記

2008年10月24日

2008/10 興和錻力印刷

常盤会でも欠かせない存在の、G14池田利恵子さんが経営されている『興和錻力印刷(株)』にお伺いしました。


ご自身が描かれた絵を飾られた応接室

「ブリキ」は鉄の腐食を防ぐために、鉄より腐食しにくいスズをめっきした鋼板で、缶詰などに使われています。日本では戦前は缶には直接印刷されていませんでした。

昭和30年西区にてお父様が創業され、現在の場所には昭和37年に移転。
敷地面積3000坪の工場。
興和錻力印刷さんは、この金属缶などに利用されるブリキの印刷に特化され、製缶業者へ納入、またご主人が社長を務められる関連会社の興和製缶(株)では製缶も行い、印刷および製缶とが行われています。

さて、19世紀初頭食料の保存には瓶詰めが使われていましたが、ガラス瓶は重く破損しやすい欠点があり、1810年イギリスで金属製容器に食品を入れる缶 詰が発明されました。初期には軍用食としてアメリカ合衆国の南北戦争で多く活用され、のちに一般向けにも製造されるようになりました。日本に普及するきっ かけは、1923年の関東大震災以降、アメリカから送られた支援物資に缶詰が用いられていたことによるようです。

金属印刷工程は、
製版–コーティング–印刷–乾燥–ワックス塗布などで構成され、なかでもコーティングという缶の中側の処理が重要とのこと!
現在は、工業用缶70%、化粧缶30%。工業用缶などの薬品、食品などの内容物によって、変質防止用の塗布材の種類・膜厚などを調整しなければなりません。


60×80cmの鋼板


コンピュータ管理のコーティング塗布


乾燥工程を終えた鋼板


印刷用の塗料


何度も行われる色の校正


印刷工程 1分60〜90枚


160度C〜230度Cの乾燥炉での焼きつけ


缶の大きさや種類によって使われる型が違うため、製缶工場の中には多くの機械がおかれています。


円柱形、角形、変形などいろんな形の製品が作られています。

2008年8月、国際標準化機構が定めた品質管理のシステムを保証するISO9002の外部保証を取得。

塗料・化学・食品などの業務用缶の1.8リットル缶は日本独自の規格品で、海外では丸形のペール缶と呼ばれるものが一般的なものだそうです。
また、スチール缶のリサイクル率は70%以上となっているとのことでした。

(文責・写真 尾関)

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