vol. 137 林 功二(S50)「Go for It. Be yourself!!」 – Nanzan Tokiwakai Web
  1. HOME >
  2. メルマガコラム

メルマガコラムMail Magazine Column

過去に配信した「常盤会WEBメルマガ」の記事を掲載しています。

2019年1月30日

vol. 137 林 功二(S50)「Go for It. Be yourself!!」

※本稿は、2018年2月に常盤会から発行された『Gem2』に掲載された原稿です。
 
 
 
 今の自分は20年前高校生だった時に想像していた自分ではない。
よりクリエイティブで自由だ。
 コックピットから見た景色が最高に美しかったから。
そんな理由でエアラインのパイロットになりたいと思い、名古屋大学に進学するも、バックパックを背負い世界各国を旅してまわるうちに、パイロットの夢は色褪せてしまった。
 ヨーロッパに東南アジア、歴史や文化はもちろん、旅先で出会う人々に大いに感化され、刺激を受けた。自分が知っている“世界”が急激に拡大し、名古屋という小さな世界を飛び出さなければという焦燥感に駆られ、アメリカに留学。ノースカロライナ州立大学での1年間の留学生活がスタートした矢先、September 11が起る。
 宗教観、人生観、世界観、すべての価値観が大きく揺さぶられた。生きていくなかで、自分はどれだけ世の中に良いインパクトを与えることができるのか。自分自身で価値を生み出したという意欲が芽生えた。
 
 帰国後、事業を興したいという漠然としたイメージの中で就職活動。ビジネスモデルを数多く学べそうな総合商社への入社を決める。留学したことで大学5年目、時間だけは十分にある。自分が生み出せる価値は何かと悶々と考える中、「スポーツを通じたコミュニケーションの場を提供する」というコンセプトで、若宮フットサル
パークを構想し、大学卒業間際にNPO法人スタクトを設立した。
 就職した三菱商事では、自動車部門の中国市場を担当。大企業に勤めながら起業のアイディアを練るも武器となる強みを見いだせず、ズルズルと6年半お世話になった。
兄がイタリアで最優秀ソムリエに選ばれたのをきっかけに、一念発起し独立起業。
 
 エアラインのパイロットを夢見た高校生は、今はワインの輸入販売会社と、ワイン関連の映像制作会社を経営している。
 フットサルとワイン。全く別物に見えるがやりたいことは、「コミュニケーションの場を創る」ということ。
 言葉や文化、フィロソフィーや宗教の違いを越えて、お互いを理解できる関係を築くには、共通の体験をすることが一番。目的に向かい一緒に何かを体験することができれば、相手を思いやる心が芽生え、テロをなくす一助になるのではと考える。
  
 高校3年生のときに、澤田先生から贈っていただいた言葉。
゛Go for It. Be yourself!!”
  
20年後、自分はどんな価値を生み出せているのだろうか。
  
プロフィール
 2004年 名古屋大学経済学部卒業
 2004年 若宮フットサルパーク 発起人
 2004年~2010年 三菱商事(株)
 2010年~ (株)Vino Hayashi Founder, CEO
 2016年~ ワサヴィ(株) Founder, CEO
 —————————–
南山タウン (株)Vino Hayashi
https://www.nanzan-tokiwakai.com/web/?p=212
タウンぶらぶら歩き (株)Vino Hayashi
https://www.nanzan-tokiwakai.com/web/?p=1244
 
 
 

メルマガコラム一覧